「21世紀能力」とはどんな能力なのか

「21世紀能力」とはどんな能力なのか

前回の続きです。

これまで、思考力と実践力を伸ばす必要があるという意見は、2018年の現在ほど具体的な目的を持たない主張でした。けれど国際社会においてIT分野での日本の未熟さが明らかになるにつれ、対策はいよいよ待ったなしとなった結果、テーマはより細分化され、「どうすればその能力を伸ばすことができるか」が個々に検討されるようになりました。

“21世紀型能力”は細かく分けると、以下のようになります。

【思考力】

・問題を発見し、解決するための方法を見つける、あるいは創り出す力→問題解決能力・創造力

・問題解決のために試行錯誤をくり返す過程で、論理的あるいは批判的に考える能力→論理的思考力

・自分の知覚、記憶、学習、言語、思考などを客観的にとらえ、問題に適応する力→メタ認知・適応的学習力

【実践力】

・他人とコミュニケーションをとって協力する力→人間関係形成力

・自らが地域や社会の一員と自覚し、責任を持って物事に取り組む力→自律的活動力・社会参画力

皆さんのなかにも、「プログラミングを学べば、問題解決能力・論理的思考力・創造力を伸ばすことができる」と聞いたことがある方がいらっしゃるでしょう。

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